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自称平凡と地味男の話2

オリジナル

前の続きです。

「でけぇ。」
これは広すぎる。

この学校は正直に言って金持ちだ。でも、生徒はみな一般人。
つまり、どっかの少女漫画のホ●ト部みたいな高校ではない。
後者の広さとか寮の広さとか。こういう無駄なことに金を使い。
とにかく高校生活を楽しむことを最優先にするという方針らしい。
実際偏差値もそこまで高くなく。頭もそこそこという俺でさえもすんなり入れた。
そのため結構人気がある。

まぁ、つまり俺は何が言いたいのかというと。部屋が広すぎるということだ。
ここの寮は一つの部屋にロフトがありその部屋を二人で使う。
つまりロフトの上と下で一人ずつということだ。
なかにはリビングと寝室という使いかたをする。勇者もいるらしいが。

俺はこの部屋ではロフトの上同室のオタクの人がしたという構成になっている。
ちなみにロフトと入ってもほぼ一階と二階と同じ様な部屋になっている。
もう一度言っておくがこの高校は無駄なところに金をかける。

周りを見渡す。もう片付けが終わり、スッキリとした俺の部屋。
下をのぞいてみる。ものが多いのかまだ片付けが終わっていない。
周りに落ちているもの。それはあまり口に出さないでいておこう。
ここで「手伝おうか?」
とでもいえれば良かったが…。いかんせんオタクに耐性がない。
俺の中学にオタクはいなかった。どっちかって言うとチャラ男が多かった。
俺はどっちも苦手だったが。
どうしよう。
何も言い出せず下を覗いていると、下の彼はふと上を向いた。
やばっ目が合った。
「ねぇ!よかったら手伝ってくれない?」
きたよ。と思いどうしようと考える。
彼は少しうつむきながら「いやだったらゴメンね。」
と付け加えた。
罪悪感。その感情が自分の中を多く占める。
「いっいいよ。」
片づけを手伝いうだけなのに自分はかっこ悪い。
人の趣味で差別をするなんて。最低じゃないか。
こんなんでは嫌われちゃうな。
誰にとは言わない。そのうち解説はするが。

「そこの教科書をそこの棚に並べてほしいんだ。」
「分かった。」
指示を出されたとおりに本を並べていく。
単純な作業だ。間違えることはない。
黙々と作業を続けていくと、彼が急に口を開く。
「ゆづるくんは僕みたいな趣味の人は苦手なのかな?」
どきっとした。
「えっ!?そっそんなこと。」
「いいよ。別に無理しないでも。」
「…。」
こんなときなんていえばいいか分からなかった。
でも、やっぱり正直に言うのはいやだった。
「こういうこと結構あるから。」
自分は本当に最低なやつだその感情だけが頭にあった。
「そんなことない!!嫌じゃない!!」
思いっきり大きな声でいってやった。
何でこんな子といったのかは分からないけど。
自分の顔が赤くあるのがわかった。ちらっと前を見ると。
彼の顔も赤くなっていた。
「あ、ありがとう。」
なんだこれ。男二人が一緒に赤面してるとか。
なんだこれ。
「よろしくね。」
「よ、よろしく。」

彼とはもう友達だな。







なんか途中暗くなりましたね。すいません。


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2012年03月31日 | original-自称平凡と○○の話 | こめんと 0件 | とらば 0件 | とっぷ

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